東日本大震災について社長雑感

7. 宮城から名古屋へ社員の移動

 長期になるなら、事務所を探さないといけないが、不動産屋は人が殺到し大変な状況らしい。何より事務所を目でみて探そうにも、名古屋から宮城まで行く交通手段がない。それ以前に、名取はまだメチャメチャな状況でそんなことを検討できるような状況でない。ガソリンもなく動けないし、余震が続いている様子。

 とりあえず、名古屋は忙しくてどうしようもなく、かなり限界に近い。おまけに専門的な業務をこなすのに支障があるから、本社社員を名古屋に一時的にでも移動させるしかない。

 宮城から名古屋へ社員を移動するといっても、どうやって?
仙台空港は壊滅的で飛行機が飛べない。新幹線は止まっている、高速バスも止まっている。ガソリンがないから、車で移動もできない。

 と、たまたま、弊社がホームページを管理しているタクシー会社社長さんから連絡があった。私が「ホームページに何かメッセージ掲載しなくていいですか?」と送ったメールを見て。LPガスは十分な在庫がありタクシーは運行できているということを知った。 

 社員の移動にはタクシーを使うことにした。

まずは、もっとも緊急で必要としていた(名取市ホームページを構築した)社員I。彼は名取市の隣の岩沼市住民だが、震災後、奥さんの実家(石巻市)の安否が心配となり、全く携帯も通じなかったので、実際に見に行ったそうです。といっても、ガソリンがない。朝4時からガソリンスタンドに並び、ようやくお昼頃、ガソリンを入手できたそうで、一人6リットル(制限)。ぎりぎり石巻まで行って、家族の安否を確認したものの、帰りのガソリンが確保できず、そのまま石巻の実家にいた。このことは携帯メールで住所等滞在場所の連絡をもらって知っていたが、その後彼との連絡は途絶えていた。

 タクシー会社にお願いし、本人と連絡がとれぬまま、石巻までタクシーで迎えに行ってもらった。(突然のタクシーお迎えに驚いたようです)

タクシーで、石巻から、岩沼自宅へ移動。更に、タクシーで岩沼から山形空港へ。山形空港から飛行機で伊丹空港。伊丹空港からバスで新大阪。新大阪から新幹線で名古屋へ。
3月18日。ようやく、名古屋の中部支社へ移動できました。 奥さんと二人で、かかった経費はすごいですが、業務継続が重要だったので。

 震災後、たまたま秋田の実家に帰っていたA君は簡単だった。秋田空港から名古屋へは直行便があったから。3月20日、秋田空港から飛行機で名古屋へ移動。

 震災1週間後からは、こうして二人のスタッフが名古屋に増え、更に1週間後。高速道路が復旧し、名古屋、仙台間の夜行バスが再開すると、残りの社員も名古屋に移動。
(一部、小さい子供がいる社員などは宮城県の自宅で仕事をすることに)

8.被災地宮城、準被災地関東と、平和な名古屋

ページトップへ

ホームに戻る