東日本大震災について社長雑感

20. 資金不足!一人100万負担?

  例年の夏祭りには、市から1000万円の補助金があった。
 震災後、観光協会のプロジェクトチームが、灯篭流しと花火をすることになったが、補助金は予算化されていない。何しろ中止の予定だったから。

 例年は、補助金以外にも、地元企業から協賛金を集めてまわる。しかし、震災後、さすがに地元企業から協賛金を集めるわけにはいかない。

 そこで、紙でできた灯篭を1基、1万円で、1000個。1000万円を集めようと企画した。震災にはまだまだ関心がある世の中。ネットで声掛けすればすぐに集まるだろうと思った。
が、それは甘かった。宣伝が足りなかったのか?

 6月終わりから募集を開始し、7月末時点で、300万円しか集まっていなかった。
灯篭流し開催日は8月13日。後2週間の時点で、資金はわずかに300万円。
資金が集まらなかったら、花火は中止としていた。それでも絶対に灯篭流しはやらないといけない。亡くなった人達のために鎮魂のためにやらないといけない。

 それをやるだけでも、というより、沢山の人があの場所に夜集まるというだけで、
仮設の街灯、発電機、仮設トイレ、それに沢山の警備員、そしてシャトルバス。これだけで、最低でも800万円必要だった。つまり、500万円足りない。

 観光協会理事から、なとり観光復興プロジェクトに選ばれたメンバーは5人だった。
その5人のメンバーで緊急会合をした。出た結論は、“最悪、一人100万円を負担するしかない”。

 しかし、最後の2週間で、必死になって、お金を集めてくれた人がいた。
それは、実行委員長櫻井氏。彼は、一人で500万円以上のお金を集め、自身も被災しているにも関わらず、200万円も寄付をした。

 それから、地元笹蒲鉾の老舗、佐々直の社長さんは、全国蒲鉾協会所属の会員に、手紙を書いてくれた。おかげで、全国蒲鉾協会の会社や組合から寄付が集まった。
その他、地元の建設業や、地元の市議会議員の方数名も資金集めに走って頂いた。
結果的に2000万円もの大金が集まり、この灯篭流しと花火はもちろん、その後、3.11の追悼イベント3回、夏の追悼イベント(2013年)1回を実施することができた。


21. 2011年8月鎮魂イベント開催


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