東日本大震災について社長雑感

14.本社復活(被災企業とは認定されず)

 震災1週間後に、光回線が使えないことが判明し、復旧に1年ぐらいかかるだろうと言われましたが、5月中頃、光回線が復旧し、更に、5月末には、 アナログ回線(ファックス)回線も復活しました。津波被害がなかった地域で、NTTの回線がつながらなかったところに対して、今時、電話がつながらない地 域があるのは放置できないでしょう、とNTTが応急措置をとってくれたためです。

 これで、ようやく本社も仕事ができる環境に。
そして、名古屋に移動していた社員達はようやく本社に戻ることになりました。

 今回、社員のほとんどを名古屋に移動させて2ヶ月以上長期滞在させるには、驚くほど費用がかかりました。そもそも移動に費用がかか りましたが、更に、住まいを用意し(家賃が発生)、家電製品、生活用品全て購入しました。会社の資金は底をつき、ポケットマネーを随分と投じました。これは、かなりしんどく、後から考えれば、被災企業に間違いないけど、結局、被災企業と認定してもらえませんでした。
被災企業と認定されれば、税金その他で随分と優遇されたはずですが。

 なにしろ、国の被災企業の認定は、建物や機械などの破損した物理的資産の価格を申請するのであって、その中には、IT企業にとって命とも言える、光回線の損害というのはありませんでした。

 後から考えれば、今後、続くであろう他の地域の震災のためにも、ネット回線の損害も企業の被災として認定してもらえないか?と頑張れば良かったかな?と思います。
でも、この時は、津波で家や事業所を流されてしまったような事業主の方々を思い、そんな申請をすること自体が申し訳ないと考えてしまっていました。

 さて、本社に社員を戻しましたが、まだまだ余震が続いていたこともあったので、万が一の震災の再来に備え、本社の社員2名は、更に名古屋に残すことにしました。


15. 復興プロジェクト結成

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