東日本大震災について社長雑感

13.5月連休朝市会場で古着市(2011年)

5月3日朝5時、震災後に名取のイオンモール駐車場で再会されていた、ゆりあげ港朝市会場に、4トントラック一杯の荷物を持っていきました。

 

テント設営後、準備をしている間に、気が付いたら、まわりに人だかりができていました。
既に全国から支援物資を持って、ボランティアの方々が出店していましたが、さすがに4トントラック一杯の荷物は始めてのことだったようです。

待ちきれない人達が勝手にダンボールを開け始めたため、なし崩しで開店。
(午前5時50分頃)

※朝市は公式には6時からですが。

 

仮設住宅入居が始まった日だったためか、超人気店に。

 

お店を手伝ってくれたスタッフ自身、実はほとんど被災者でした。かつての閖上わかば幼稚園、小学校のPTA仲間であり、日頃、コーラスを一緒に楽しんでい た、「コールメモリー」の方々です。皆さん、津波被害で家を失っているので、まさかお手伝いをお願いしようと思っていませんでしたが、たまたま、近所の方 にお手伝いをお願いしたら、そのことが伝わり手伝って頂けました。大変恐縮していましたが、後から、避難所などバラバラになった、閖上の人達に会うことが できてよかったと頂けたのは良かったです。

さて、鍋、フライパンはあっという間に完売。その他、タオル、お皿他雑貨類も100円で、販売しました。

※当初、すべてのものを無料で配布予定でしたが、朝市組合の理事長、櫻井さんから「無料提供は業者が持っていったり、あるいは一部の人が独占 するので、少しでもお金をとって販売して欲しい」「販売すると朝市が活気づくし」と言われたので、販売し、収益を、夏に企画している灯篭流しに寄付するこ とにしました。
(この時、後に灯篭流しを自分が実施することになろうとは全く予期しませんでしたが)

 

母校の高校の保護者、教職員の皆様から提供頂いた新品の下着も100円で販売しました。お客さんはまったく途切れず、2日間で全部なくなりました。

 さて、雑貨と新品下着は販売しましたが、一方、古着は無料配布としました。


(上写真)「服袋(ふくぶくろ)」コーナー (もちろん福袋に掛けました)

古着は正月の福袋状態にして、サイズ別、男女別に袋詰めして持ち込みました。

▼袋の中の服を確認するみなさん
 
 

お店の裏側にもシートを広げて古着を並べました。
男性の衣類と、女性のLサイズは短時間のうちになくなりましたが、ほとんどの古着が女性Mサイズで、初日終了時にはまだ半分が残っていました。

中身を見て確認し、中には、気に入ったものだけを取り出す人が後を立たず、注意していましたが、その後、このことをひどく反省することに。

数袋を抱えて、いえ引きずって、帰り道だと思いますが、かなり離れたところを歩いている方々を発見し、その重そうな荷物を見て、そうだ、皆さん車で移動しているわけではなく徒歩だったんだと気付く。車も津波で流されている人が多いことを思い出す。
それから、中学校や文化会館の避難所にいる友人の所のことを思い出し、いらない服をもらっても置くスペースもないじゃない、と今更ながらに気付く。

なんて、ひどいことをしたんだろう、って、深く反省し、又恥ずかしくもなりました。

みんな、家をなくして、同時に全てのものを失い、着るものがないと困っているのだけど、でも、尊厳を持った普通の人達であって、プライドだってあるだろうに、なんて、上から目線だったんだろうって、反省。本当に申し訳なかったです。

翌朝(5月4日)は、女性Mサイズを袋から出し、全ての衣類を並べました。そして、必要な衣類だけを持ち帰ってもらうことにしました。最終的には、95%の衣類をさばくことができました。

 

2日目終了時に、荷物はこれだけに。 
少しだけ残った古着は、古着のリサイクル店で引き取ってもらいました。

売上(現地寄附金含む) ¥246,561
全て、夏に予定されている灯篭流し(*)に寄付しました

14. 本社復活(被災企業とは認定されず)

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